「あっ、輪島さん」
教室の入り口の前に、先生が立っていた
おそらく担任やろう
「私が担任の野中千紗です よろしくね」
「はーい」
あたしが返事をすると
先生がドアを開けた
「先生!!その子転校生なんっ!?」
いかにもリーダー格というような感じの女子が声を あげた
「そうやよ 輪島さん、自己紹介してもらえる?? 」
「あーはぁ えっと、輪島未槻です 月代高校から きました よろしくおねがいしまっす―」
「可愛いーーーーーーーーー!!!!」
教室中から そんな声がとんだ
あたしは少しうろたえた
「じゃぁ、輪島さんそこ座ってね」
先生が指差した席へ向かう
そこには、信じられない奴がいた
「おーさっきぶりですねぇ、未槻ちゃんッ」
そいつはまた笑顔でゆった
そう、紛れもなくそこにいたのは
さっき大木で会った奴だった
「俺、高橋淳 淳でええよ^^」
「誰が淳なんか呼ぶか たかはしぃー」
あたしはそいつにゆった
クスクスっ
また、高橋が笑った
「なにあんた、いつもいつも笑うけど、何がそんな におもしろいん?」
「・・別にぃー」
なんだろう、一瞬
高橋の顔が曇った気がした
「じゃぁSTはじめます 委員長」
「起立ッ」
こうして、あたしの新たな高校生活が 幕を開けた
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